文献検索、管理、メモを1つの画面で完結させる
文献管理ソフトの紹介です。
以前にPaperpileが凄いって紹介をしました。 hotoke-x.hatenablog.com
個人的には好きなんですが、wordとの相性が悪い...
もっと良いのはないかと思ってたらReadcubeがありました。
数か月使ったので良い部分を簡単に紹介していきます。
※例示しているのはオープンアクセスな論文です。
Readcubeの凄いところ
- 複数の検索エンジンで同時検索
- 検索結果が自動保存される(そして簡単に消せる)
- 毎年の引用数がわかる
- 引用されている文献へ容易に飛べる
- どんな風に引用されているのか見れる
- Recommendationsが強力
こんな感じで全体的に便利すぎ。
全部1つの画面で完結します。
関連論文が次から次へ見つかって大変(嬉しい)。
使い方
ユーザー登録は済んでいるものとします。
また、ウェブ版での説明です(デスクトップ版もあります)。
基本画面(青い四角は身バレ防止です。)
画面にNatureやらScienceやらGoogle Scholarやらが表示されてますが、こっから同時検索してくれます。 なんかもうこれだけで凄い...。
検索してみた結果。 アブストが表示される。 オープンアクセスだったり、学校などジャーナルを購読している機関からアクセスするとFigureまで表示してくれます。
検索結果の図をクリックすると拡大表示。この段階ではまだ文献をダウンロードしたりしていません。 あくまでも検索結果です。
「Add to Library」をクリックするとインポートしてくれます。
(supplementがあればそれも同時にインポートする。すごい...)
そして、画面左側には検索結果が自動保存されます。便利! 青い部分には自分でタグ付けした文献が入っています。 一つの文献に複数のタグをもたせることもできます。
ここからが特にお気に入りの機能。
ライブラリで文献をクリックすると、情報が表示されます。 アブストがここでざっと確認出来ます。
で、上のグラフのマークをクリックすると引用情報が見れます。
毎年どれくらい引用されているのか、どの論文に引用されているのかを見ることができます。
どんなふうに引用されているかも見ることができる。凄すぎて拍手。
その他
デスクトップ版ではwordへのcitation追加機能も付いてきます。
もちろん文献を読みながらハイライトしたり、ノートをとることも可能です。
デスクトップアプリが重いことが唯一残念。
Recommendationsをクリックすると、ライブラリの文献を元にお勧め論文を検索して表示してくれます。
しかもタグごとのお勧めも表示可能。
関連論文がめっちゃ見つかります。